■寅彦帳 過去帳(10)■
■2008.10.13 【ミレイ展と小石川植物園】
以前ロンドンに行った時に見られなかったミレイの「オフィーリア」が渋谷BUNKAMURAで見られるというので、行ってまいりました! 想像していたのよりも小さい絵で驚き、想像していたのよりも緑色が鮮やかなのに驚きました。いくらでもじーっと見ていたかったものの人が多いのでそうもしていられず残念でした。が、他の絵は空いているところを見計らってじーっと見ることができたのもあったのでよかったです。ミレイの描く女性の肖像が好きです。子供の絵もかわいい。
思う存分に見て外に出たら、あのごみごみとした渋谷の街が美しく見えました。ミレイの絵で心が洗われていたらしい。(まぁ、建物に入る前は曇りで、外に出た時には空が晴れていたので、その影響もあるかと思いますが。) いい絵は見ておくものだなぁと思いました。
以前から行ってみたいと思っていた小石川植物園に行きました。意外と広くて驚きました。そして起伏も結構あるのね…。
団栗は拾えませんでしたが(時期的に)、萌えはいっぱい拾えました。
身重の夏子さんと一緒に歩くのを気恥かしく思う、時には軽く苛立ちを覚える寅彦とか、坂になっているところをあたりを気にしながらも手をひっぱってやる寅彦とか、一緒に座って休むところとか、色々浮かんできました。きっと植物に囲まれて何かの感度が上がっていたのだと思います。もうちょっと紅葉が進んで団栗が落ちているような季節になったら、もう一度遊びにいきたいです☆
秋になって気候がよいということもありますが、東京に遊びにいくの楽しいなぁと思いました。やはり見どころも多いですし!
以前書いた加賀旅行の計画はちょっと難しいことになってしまったので、その代わりに秋の間にまた東京に遊びに行きたいと思います。『明治・大正・昭和をめぐる東京散歩』(成美堂出版)で予習してみようかな。
■2008.10.09 【『漱石と寅彦 落椿(おちつばき)の師弟』 志村史夫著(牧野出版)】
図書館に行っても新着コーナーに行くことはほとんどないのですが、今回は走りましたよ! だってタイトルからして『漱石と寅彦』!
しかし、漱石関係の本は毎月のように発行されているので、過剰な期待はいけません。深呼吸して目次を見たら「漱石と寅彦の「師弟関係」」「運命的出合い」「相思相愛」など、素敵な見出しが踊る踊る。これだけでも唾液腺がきゅーっと刺激されました(何故…)。本棚の前でにまにま。もちろん、速攻で借りて帰りましたよ!
著者が物理畑の人で、寅彦のファンで、漱石のファンでもあるので、安心して読める内容でした。にまにま。新しい発見にあふれているという本ではないのですが、寅彦や漱石、そして「漱石と寅彦」(「と」が重要)に対するLOVEが行間からにじみまくっているので、読んでいてとても楽しい。にまにま。引用部分は最後に参考文献として一覧できるのもよい。巻末に漱石と寅彦の関連年表がついているのもよい。しかもお手ごろ価格2000円(税別)。買っちゃおうかな〜♪
世の中にもし「萌え書」なる言葉があるとしたら、この本は萌え書です。モエモエ。もう、ピンクの丸ゴシック+ハートマークで書いてしまいたいほどにモエ。寅彦没後70年以上経つのにこんな素敵な本をありがとうという気持ちでいっぱいです。
■2008.10.05 【9月28日にフォームからメッセージを送ってくださったY様へ】
もちろん覚えています!! 寅彦情報ありがとうございます!
@小林勇の展覧会(鎌倉 9月20日〜10月5日)について…せっかく教えていただいたので、今日行きたいと思っていたのですが、先日急遽仕事が入りまして行けなくなってしまいました。とほほ。小林とはどうも縁が薄いような…。せっかく小宮、能成、中谷の作品が出ているようなのに、残念です。(小宮の作品、にやにやしながら冷やかしたかったのになぁ。)
A青年座『フユヒコ』(東京紀伊国屋ホール 11月4日〜9日)はぜひ観てみたいのですが、期間が短いのでうっかり忘れないように気をつけたいです。平日夜の開始時間がもっと遅ければ、平日に行けるんですが…。
青年座のサイト、師弟の間に晶子が…! http://www.seinenza.com/makino3/index.html
B高知を旅行されたそうで…いいですね〜! 寺田家墓所ではやぶ蚊に刺されませんでしたか?(笑) レンタサイクル、私も借りてみたかったのですが結局バスで移動しました。路線によってはかなり待たなければならないのですよね…特に墓所への往復。
うっかりカレンダーを変えないまま10月も5日目になってしまったのですが、Lydiaさんの『百年前の夏目先生カレンダー』、見たら100年前の明日(10月6日)は「寅彦の博士祝いと三重吉小宮野上の卒業祝いで食事をする。」日なのだそうです。そしてもうすぐ寅彦の留学決定&八王子遠足。100年前の10月、いい月ですねぇ。
■2008.09.24 【猫没後100年】
今朝の朝日新聞の天声人語に、9月13日が漱石の『吾輩は猫である』のモデルになった猫の100年目の命日であることが書かれていました。え、そうだっけ? と思って取り出だしたりますはLydiaさんの『百年前の夏目先生カレンダー』。9月13日…「『吾輩〜』のモデルの猫死ぬ。6歳」。ありましたよ! さっすが〜!
っていうか、机の上に飾ってあるのにいつも何見てるんだって感じですすみません。ぼんやり眺めているだけでちっとも見ていない(観察していない)のだな…。
最近出た『文豪たちの大陸横断鉄道』という新書、文豪つったら出てくるんでないかと思ったらやっぱり出ていますよ夏目先生。しかもロンドン話、ヨーロッパ話じゃなくて満州ですよ、満鉄ですよ。是公の名前も出ていた気が…。ただし、「文豪」というくくりなので、夏目先生だけの本ではありません。キオスクでパラ見しただけなので、詳しいところはまだよくわからないのですが、とりあえずご報告しておきます。
■2008.09.16 【9月14日にフォームからメッセージを送ってくださったM様へ】
どうもありがとうございます! 読んでいただけて、とてもうれしいです。高知の寺田家のお墓は、市街地から離れていますが、そしてヤブ蚊の多い場所ですが、やはり行ってよかったと思いました。寅彦のことを思いながらしんみりと浸れました。遠いんだよなーと言いつつ、また高知に行く機会があったら、訪れてしまうと思います。今度こそ日曜市か何かでサカキを買って行きたいものです。
高知に行った時の自作の「旅のしおり」をちょこちょこ見直しているのですが、あぁ、そんなこともあったっけなーと懐かしく思います。寅彦の3人の妻の墓に刻まれていた没年のメモとか、「よくやった自分!」という感じです。やっぱ、メモしておかないとほとんど忘れてしまうんですよね…。
メモを取って、それをきちんと整理できれば最強なのでしょうが、整理しないので色々失っていることがあるのだろうなぁと思います。もうちょっとどうにかしたいものです。
■2008.09.07 【『百鬼園写真帖』(ちくま文庫)】
お金を持っている時に、ふらふら本屋に行くと、ついつい買ってしまいがちですが…買っちゃった☆ 百關謳カの写真もりだくさんです。あぁ、『寺田寅彦写真帖』とかあったらなぁ。『新潮日本文学アルバム』シリーズでもいい。寺田寅彦希望!!
本屋に行ったのは、実はガイドブックを買うためでした。10月に連休がとれそうなので、加賀に行ってみたいと…! 中谷宇吉郎雪の科学館に…! ついでに金沢にも行ってみようかなぁと思っています。(ついで…?) 本当は熊本に行ってみたいのですが、遠いのと、まだ研究が足りないだろうというのとで、保留。(帰って来てから「わーここ見忘れてるよ!」というのがいやなので。) 未来の熊本旅行に備えて貯金しようっと。
ついでに前から気になっていた『明治・大正・昭和をめぐる東京散歩』(成美堂出版)なるムックを買ってきました。図書館にあるけど。もちろん夏目先生登場。これを読んで、東京の名所を研究しようと目論んでおります。
■2008.09.05 【枕もとに寅彦】
働きに働きまくった8月が終わり、夜は秋の虫の声が聞こえだした今日この頃。ようやく本を開く気持ちになってきました。環境って大切!
せっかく買ったのに、函に入れっぱなしだった寅彦全集(新書版)を数冊出して、枕もとに置いています。久しぶりに書簡を読んでいるのですが、やっぱり小宮宛が面白い! 面白いったら面白い。ありがとう小宮(色んな意味で)。
この全集のいいところは、丁寧な註! カタカナで書かれているドイツ語っぽい謎な単語の意味も載っているよ!
例えば大正13年12月29日(月)小宮宛の書簡
「丸ビルの一階のパサージュにインド更紗を売る店があって、そこに二人の年若いフェルコイフェリンがいるのです。そのうちの一人が少しばかり好きであるのだが、」
…えぇ?! フェルコイフェリンって何よ! ってなりますよね! そこで註です!
パサージュ passage. 通路、廊下。英語とつづじは同じだが、ここではフランス語。
フェルコイフェリン Verkauferin. 女の売り子、女店員。
と ら ひ こー! と、にまにまできること請け合い(私だけ?)。まぁ、文脈から想像できなくもないのですが、ちゃんとわかると気分がすっきりします。ありがたやーありがたやー。
この全集の書簡は抜粋だから載っていないのもあるし(寅彦が6歳頃に父親宛てに書いた手紙もあっさり省略。高知県立文学館で実物を見た時にはたまげた! まさか現存しているとは…!)、旧仮名はなおされちゃっているけどね☆(読みやすいといえば、読みやすいですが。)
それにしても、「昨日は電話で失礼しました。」というのが、今じゃ考えられない手紙の文句だなぁと思います。
■2008.08.19 【カンがにぶっている…!】
ここのところ、寅彦研究をサボり倒していたせいで、没年を1936年だと思いこんでいました。1935年だよ! いや、1935年の大晦日に亡くなっているから、葬式が1936年になっていてややこしいのがいけないんだよ! いや、きっと、夏目先生の没年の1916と混同したんだよ! …と、どうあがいてもいいわけにしか聞こえない。寅彦の没年は昭和10年=1935年です。すみません。
あれだなー、春のごたごたの時に、中谷の本を函にしまったままにして、開く機会が減っていたのがいけないんだな。最近、中谷の語る寅彦にきゅんきゅんしてないからなー。読書の秋は中谷を重点的に読むことに決定。
■2008.06.16 【岩手・宮城地震被災者の方にお見舞い申し上げます。】
地震ときたら寅彦で、6月15日(日)の朝日新聞の朝刊「天声人語」にも出てきました。「国土全体が一つのつり橋にかかっているようなもの」という引用があったので『天災と国防』あたりかなーと思っていたら、『災難雑考』でした。ありがとう青空文庫。
今回は四川の地震の後で「忘れた頃」じゃなかったので、いつものあれ(「天災は忘れた頃〜」)は引用されなかったんだろうなぁと思いました。
それにしても、寅彦がこの文章を書いたのは何年前よ! と毎度思うのですが、災害に対して社会の何ともろいことか…。自分自身、あまり備えていないので、人のことは言えないのですが、誰かが助けてくれると思うだけではいけないのだろうなぁと思います。
テレビで、農家の方が流通ルートが途絶えて出荷できない苺を処分している様子を見て、胸が痛みました。冷蔵庫を動かす電気がないので、そのまま置いておくことができないとのこと。せっかく食べられる苺を捨ててしまうのがもったいないというのもあるのですが、育てるのにかかったお金、それ以上に手間や時間が葬られているようで、農家の人はさぞかし無念だろうと思いました。人命や家屋の損傷は被災の重要事項ですが、それだけがすべてではないのですね。
一日も早い復興をお祈り申し上げます。
■2008.05.21 【『完訳赤毛のアンシリーズ』 L.M.モンゴメリー作 掛川恭子訳(講談社)】
ちょっとした好奇心から『赤毛のアン』を読んでみる気になって、シリーズを4冊ほど読んだのですが、全10巻ですって…。そのうち最後の2巻は短編集らしいのですが、それをぬかしても8巻か…。この勢いで読み続けると仕事に支障が出てきそうなので(っていうか、もう出ている感じなので)、とりあえず一休みすることにしました。子どものころからあまり小説を読んでこなかっただけあって、こういう話なのかと新鮮に読むことができました。アンの動きよりも、マリラの変化が胸にぐっときました。マシューの優しさも胸にしみますが、やっぱりマリラの人間味にぐっときます。『ハイジ』を読んだ時は、ハイジよりもおんじい(おじいさん)の胸の内にぐっときてました。そういうお年頃です(?)。
解説を見ながら、この時代だと日本には夏目先生がいてーとか、寅彦と出会ったころじゃん! とか、そうかー、明治時代のカナダはこんな感じだったのかーとか考えていました。きちんと年代を調べて、日本と比べたらちょっと面白そうだと思いました。まだカナダの国旗が今の国旗ではなく、イギリスの国旗の時代なんですよねー。学制についても気になりました。高校とか、短大とか、大学とか、どうすれば学校の先生になれるとか、いまいちピンとこない…。
■2008.05.10 【萌え絵って難しいですね〜。】
訓練が必要なようです。←訓練する必要があるのか?
目を大きく描いて、肌をピンクっぽく塗ればいいって問題じゃないのですね。しかもピンクすぎた。
ところで、「なちゅめせんせい」がだめなら「きんのちゅけ」はどうですか? あいたたた…。
私はどうも天気に気分が左右されやすい性質のようで、今日のように雨が降っているとぐだぐだーとしてしまいます。せっかくの休みだったのになー。
手に小さな傷があるのを忘れて、台所のパイプをきれいにする洗剤(アルカリ性)を使ったら、ちょっとかかっただけなのに、えらくしみました。さすがアルカリ性。後で醤油がかかった時にもしみました。さすが醤油。(なんじゃそりゃ。)
今日は水周りの掃除ができただけでもよしとしようかな…。
仕事の調子がまだ出ず課題山積み状態が続いております。そのわりにのんきに昼寝したり掃除したりもしているのですが、いい加減に時間を効率よく使えるようになりたいものです。寅彦は何であれだけの仕事をしつつあれだけの読書ができ、あれだけのものを書けたのか…。教えて寺田せんせー! 助けて寺田せんせー!
■2008.05.05 【夜の部、万歳!】
五高は白ラン。背景は菜の花。季節外れなんて気にしない!(むしろ画力を気にした方が…。)
4月、新生活でバタバタしていたら、あっという間に5月になってしまいました。ゴールデンウィークですね! 私もありがたく3連休をいただきました。が、一番休みたかった5月3日は出勤日でした。何だか今年は休みが欲しい日に出勤日が重なるということが多そうです。何の呪いか。去年運を使いすぎたかなー?
そんなわけで、本当なら5月3日は朝から東京に出て某お二人にお会いしたいところだったのですが、そうはいかなくなってしまったので、夜の部を開催してもらいました。ありがたやー。朝からお会いしたかった気持ちをこめて、仕事場から最寄駅まで走らさせていただきましたとも(息切らしながら…歩きながら…)! あらかじめ調べておいた電車の時刻で一番早いやつに乗らせていただきましたとも! 兎にも角にも1分でも長くお話したかったんですとも!(はしゃぎすぎ)
待ち合わせ場所を間違えた前科があるのでちょっと心配だったものの、着いてすぐに見つかってよかったです。
歩いて駅からほど近い中華料理店へ。席に着いたとたん、今日やるべきことはすべてやり遂げたような気分になって軽く放心…。頂き物あり、何か差し入れでも用意すればよかったと後悔したり、注文はお二人に任せっきりで、次々に運ばれてくる料理を図々しくももりもり食べたりで、何から何までありがたやー。本当に楽しかったです。短い時間でもお会いすることができてよかった!! そういえば、3人が顔を合わせるのってちょうど1年ぶり…?
おいしい中華をお腹いっぱい食べて、話していたらあっという間にお別れの時間に。やっぱり休みだったらよかったのにーとしつこく思っていましたが、仕方なし。名残惜しかったので、上野駅まで見送りに行ってしまいました。写真を撮る鉄の方々を観察したり、発車時間まで窓越しに筆談(いつの時代よ)していたり、知らないおじさんに何をしているのかと不思議な顔で覗きこまれたりしていたのですが、いよいよ列車が動きだした時にはリクエスト通り車両を追っかけて見送ってみました。(さすがに走って追っかけてホームで転ぶ! というのまではやりませんでしたが。)
あれですねー、昔から列車を見送るというのは絵になる場面ですが、実際に自分でやってみるとぐっとくるものですねー! 列車がホームを離れて、だんだんと小さくなっていくのを見送って、静かになった瞬間、じーんときました。いや、泣きはしませんでしたが! え、むしろ泣けと?(笑)
じんわり幸せな気持ちで帰宅しました。そして決心。次の機会には何が何でも休みを取るんだ…!
翌日、12年来の友達に私が描いた寅彦の絵を見てもらったら、「寅彦って萌えキャラ?」と言われました。ど、どういうことー!(笑)
のぼさん→「のぼたん」、金ちゃん→「金たん」なら、寅彦は「とらぴこ(torapiko)」で!
…勢いでそんなこと言ってしまったのですが、そういった方向で活動する気はありませんので、何卒ご了承のほど宜しく御願い申し上げます。
本人も意識しないうちに自然と萌え絵になっていたら…、まー、その時はその時ということで…。
■2008.04.27 【和辻に胸キュン】
図書館でぶらぶらしていたところ、今まで和辻はノーマークだったのを指摘されたことを思い出して和辻の全集の索引を見てみることにしました。寅彦と最後に会ったとき(亡くなる年の夏、北軽井沢)についての文章を見つけたので、早速立ち読み。短い文章なのですが、キュンと来ましたよ! 寅彦・夏目先生方面の和辻の文章をもうちょっと掘り下げて読んでみたいと思いました。余裕ができたら『風土』も読んでみたいです。
■2008.04.13 【気がつくと日が経っている…】
忘れた頃に更新中の寅彦帳です、こんにちは☆
実は4月から転職して、新生活が始まってバタバタしております。くどいようですが、この新生活が始まったのは、婚約・結婚・妊娠に関する事によらないということは断言しておきます。あくまでも転職。前回と業界は変わらないのですが、職場が変わると色々変わるので、てんやわんやしております。長く続けられる仕事になりますように…。
そんなわけで、寅彦めぐりも休止中なのですが、ちょっと落ち着いてくるとムラムラっときます。(変な言い方ですね、すみません。)
そうそう、こっそり告知…。新生活が始まる前に、Lydiaさんの新刊に4ページほど夏目先生と寅彦についてのマンガを奇行…訂正、寄稿させていただきました。いや、奇行で正しかったかも。当時の全力で描かせていただきました!(たぶん浮いてる。) 機会がありましたら、ごらんください。正直なところ、私はもうお二人の原稿がどんなものか楽しみで仕方ありません。
今まで毎週かかさずビデオ録画していたのは『タモリ倶楽部』でしたが(それもどうかと)、4月に入って『題名のない音楽会』が加わりました。佐渡さんの指揮が毎週見られる幸せ。しかも今回は大好きな『キャンディード序曲』(バーンスタイン作曲)!!
できればDVD録画したいところですが、デッキを買うのは当分先になりそうです。テレビもアナログだしなー。上を見たらきりがないです。いつか公開録画を見に行きたい…。
■2008.03.26 【ご無沙汰しておりました!!】
前回から2か月(!)、ようやく戻ってまいりました。とは言っても、べつに旅に出ていたわけではありません。職場で色々あったり、家でもバッタバタだったり、挙句の果てには家の階段で足を滑らせて大アザ作ったりしていたのですが、落ち着かないなりにもやっとこうして書けるようになりました。いやはや、人生いろいろあるもんですねー。
図書館に行くついでに、友達にたのまれて「和算」について調べていたら、ちょっと算数おもしろいかも、と思いました。ただ、問題を解きたいという気持ちにまでは至らず、「へー」と言いながらページをめくっていただけなのですが、楕円の面積を求めたり、漢数字で微分積分とか、昔の日本人すげー! と驚くばかり。和算、おそるべし。江戸時代の算数をあなどってましたよ!
ちなみに、私は高校時代、数学は赤点スレスレでした。よく卒業できたなー。
■2008.01.26 【落ち着きたい】
ぼんやりしていたらうっかり赤信号の横断歩道を渡っちゃったり(しかも警察前)、ぼんやりしていないのに青信号の横断歩道で車にひかれかけたりしていてどうも落ち着かない日々を過ごしております。もうちょっと落ち着きたいです、本当に。
新古書店で何気なく手に取った姜尚中著『ニッポン・サバイバル』(集英社新書)を読んでおります。読んでいると、目の前であの口調(落ち着いたトーンのいい声)で語りかけられているような気持ちに。最近あれもこれもで頭の中がごちゃごちゃしていたので、ちょうど行く先の見えない道に立っているところに、明かりを持って案内してもらったような気分です。あぁ、こういう問題はこういったところから見当をつけていけばいいのかー、と。
今の気分にちょうどいい本に出会ったようです。ありがたやー。
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